動物絵画の理由

アニマルアート

動物絵画の理由

動物絵画の意味するものとは一体何なんでしょうか。
絵画全般に言えることですが、動物絵画も国によって色々な捉え方がありとても面白いです。
どんな時代で、何を伝えたかったのか、動物というアイテムを使って画家の思惑が見え隠れする絵画を紐解いてみます。

まず先史時代の動物絵画と言えば…土器や壁に動物(?)ぽい簡易的な絵を見たことがありませんか?
人類は私達が思っているよりも早くから動物を描いており、約1万年前の旧石器時代の土器や、海外では洞窟壁画に野生動物が描かれていました。
しかもこの動物達が色彩豊かに生き生きと描かれていたわけですから凄いことですよね。
これは狩猟生活を意味しており、当時の人達が動物の捕獲と繁殖を祈願して描いたと言われています。

そしてヨーロッパ美術の動物絵画は、古典的なものに関しては様々な意味が含まれています。
例えば、犬は"忠誠"を表すシンボルとして描かれていますが、一方で"嫉妬"という意味も含まれています。
このように全てに何か意味が隠されているのが特徴です。

では日本の動物絵画はどうでしょうか。
古墳時代にまで遡ると、様々な動物の埴輪があることにまず驚きます。
そして平安時代には日本を代表する動物絵画として「鳥獣戯画」が誕生します。
また著名な浮世絵師は鳥、犬、猫、虎など多くの動物が描いていますよね。
日本絵画は動物絵画の宝庫と言っても良いでしょう。