薮内正幸美術館

アニマルアート

薮内正幸美術館

山梨県に薮内正幸さんの美術館があります。
その名もズバリ「薮内正幸美術館」です。

2009年に武蔵野市立吉祥寺美術館で開催された「動物画の奇才・薮内正幸の世界展」以来、どうしても見たくなって最近足を運んでみました。

薮内さんの魅力は何と言ってもそのリアルさなのですが、これは言葉表現しにくい程の巧妙さ。
毛並みの滑らかさ、しなやかな体つき、まるで生命が宿ってるかのように生き生きしています。
そしてどこかしら愛らしい表情とでも言いましょうか…これは薮内さんが動物絵画の第一人者である所以だと思います。

何度見ても感心してしまう薮内さんの絵画はやはり原画が素晴らしいです。
当たり前のことですが、パワーが違います!
動物の毛を一本一本書く細密な描写、動物の骨格標本の勉強の成果と、子供向け絵本の挿絵を多く書いた経験などなど、印刷物では表現しきれてないものが多数あると思うんです。

絵本や雑誌などの表紙、広告などを見ても確かに目を引く素晴らしさはあります。
でもやっぱり原画なんです…迫力というかなんというか…とにかく今にも動き出しそうと言った方が早いかもしれません。

あまりにもリアルなので、写真とよく比較されがちな薮内さんの絵画。
しかし動物の美味しいどこ取りとでも言いましょうか、ユーモラスなワンシーンを綺麗に切り取る作業は絵画ではないと難しいかもしれません。
画家というよりは職人。
まさにその世界を味わってほしいです。

ちなみに…出版社への封筒の裏に書かれたダジャレ付絵(裏ヤブ作品)は必見ですよ。